本シリーズの構成は以下のようになっています。
- 【第1回】インフラリソースの準備編
- 【第2回】アプリ構築編
- 【第3回】Azure Logic Apps の連携編(※ 本記事)
Azure Logic Appsの連携編
本連載では社内文書データを利用したChatGPTシステムの構成や設定手順について説明します。
第3回: Azure Logic Appsの連携編
目次
1. 下準備
a. こちらの URL の「2. Teams のチャネルに投稿されたら返信するロジックアプリを作成(シンプル版)」よりLogic Appsの設定を行います。
b. a. よりTeamsに投稿したら応答が返ってくることが確認できます。
2. アプリとAzure Logic Appsの連携
a. 「HTTP」アクションの追加
アクションの追加から「HTTP」アクションを追加します。
「http」と入力してHTTPを選択します。
各項目を次の画像のように入力します。
URIの欄には構築したAppServiceの規定のドメイン/chatを入力します。
例:test-app01.azurewebsites.net/chat
b. Parse JSONの追加
アクションの追加から「parse JSON」アクションを追加します。
各項目を次の画像のように入力します。
c. 「チャネル内のメッセージで応答します」の追加
アクションの追加から「チャネル内のメッセージで応答します」アクションを追加します。
各項目を次の画像のように入力します。
Team欄、Channel欄はご自身の要件に応じて変更します。
これで一通りのフローが作成できました。
3. 動作確認
チャネルでメッセージを投稿するとGPTが応答を返すことが確認できるようになりました。
アップロードしたファイル関連について聞いてみると、その応答を返すことが確認できます。
以上です。
「Azure OpenAI サービス」 応用シリーズ