このシリーズでは、Dynamics 365 Sales の概要および設定方法について、次の３回に分けて説明します。
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【第１回】Dynamics 365 Sales（営業支援）の概要（※本記事）
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【第２回】Dynamics 365 Sales －Outlook 連携・Teams 連携－
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【第３回】Dynamics 365 Sales －Excel テンプレートの作成と管理－
第１回では、Microsoft Dynamics 365 Sales を初めて使われる方に向けて、製品概要や各種機能をご紹介します。
また、準備として無料試用版の導入手順を説明します。
目次
はじめに
業種や業態、企業の大小を問わず、営業部門は存在し、あらゆる企業は営業活動を行っています。
営業担当が日々行っている活動の中で得た情報、例えば取引先企業の情報やキーマンの情報であったり、商談の中で得た提案のネタとなる課題やお困りごとであったりと
営業活動の中で様々な情報を得て、それらを駆使して他社より優位性のある提案を行ったり、新規案件獲得の一手として活用をしていることかと思います。
しかし、このような営業活動で得られる情報はベテラン営業担当の頭の中に存在し、組織全体の情報としてうまく活用されていないのではないでしょうか。
そのような営業担当の勘と経験に頼った営業活動からの脱却、組織全体の営業力強化に貢献する Microsoft Dynamics 365 Sales をご紹介します。
Dynamics 365 Sales とは
Dynamics 365 とは Microsoft が提供するクラウド型 ERP、および CRM ソリューション群の総称であり、その中で Dynamics 365 Sales は CRM 領域に位置しています。
Sales という名の通り、営業支援、いわゆる SFA（Sales Force Automation）の機能に特化したソリューションとなります。
主な機能としては、顧客管理、商談管理、活動管理、リード管理を始めとした SFA の基本機能に加えて、上位ライセンスになると AI を活用した分析機能や個々の営業担当へシステムから営業活動を促したりと多くの機能を有しています。
また、エクセルや Teams に代表される Microsoft 365 製品とのシームレスな連携やローコードツールPower Apps による個別機能開発の内製化など拡張性が高い点も特徴の一つとして挙げられます。
Dynamics 365 Salesを使ってみよう
新しいシステムの導入にあたってこのような不安はありませんか。
- 高い費用を支払ってシステムを導入して、期待通りの効果は得られるのだろうか。
- システムが完成するまでどんなものができるか分からない。
- 実際に使ってみないと導入するかどうかの判断はできない。
ご安心ください。
Dynamics 365 は 30 日間の無料試用版が提供されており、本格導入前にお試しで Dynamics 365 を実際に使用することが可能です。
今回は Dynamics 365 Sales の無料試用版の導入手順についてご紹介します。
手順① Microsoft アカウントの作成
Microsoft の公式ページにアクセスして Microsoft アカウントを作成します。
https://account.microsoft.com/account/Account
手順② Microsoft の公式ページにアクセス
Microsoft の公式ページにアクセスします。
https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/dynamics-365-free-trial/
手順③ 「無料で試す」をクリック
「無料で試す」をクリックします。
手順④ メールアドレスを入力
Microsoft アカウント作成時に登録したメールアドレスを入力します。
手順⑤ パスワードを入力
Microsoft アカウント作成時に登録したパスワードを入力します。
「試用版を起動する」ボタンを押します。
Dynamics 365 Sales の画面が表示され、自由に使用することができます。
予めデータがある状態となっており、より具体的にイメージしやすいものとなっています。
また、起動当初はチュートリアルや操作ナビゲーションも自動で画面上に表示されますので、マニュアルなどを事前に確認せずにご利用頂けます。
ライセンス費用について
Dynamics365 Sales のライセンスはユーザー単位での課金体系となっており、主に Professional とEnterprise の2種類のエディションがあります。
エディションの変更は可能ですが、データ移行が必要になったりと場合によっては導入コストが発生する可能性があるため、
Enterprise エディションの導入をお勧めしております。
また、機能アップグレードも Enterprise エディションに適用されるものが多く、クラウドサービスならではのメリットを享受することが可能です。
※Microsoft 公式ライセンスガイド（ https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/pricing/ ）
おわりに
いかがだったでしょうか。
まずは実際に Dynamics 365 に触れてみてその機能性や自社に合うかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。
次回
次回は Dynamics 365 をもっと便利に、普段お使いの Outlook や Teams との連携についてご紹介します。
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