マイクロソフトは米国時間 5月19日(日本時間5月20日)の発表において、Windows 10上のInternet Explorer (IE)を Microsoft Edgeへと一本化し、2022年6月15日をもって、IE 11デスクトップ アプリケーションのサポートを終了することを表明しました。
従来のIEベースで構築されたWebサイトやWebアプリはMicrosoft Edgeに内蔵されているIEモードをご利用頂くことで、Microsoft Edgeから直接アクセスし、操作することができます。なお、このIEモードは少なくとも2029 年まではサポートすることが同時に表明されています。IE モードのサポート終了時には、遅くともその1年前には皆さまに通知いたします。
Microsoft Edgeは、TridentとChromiumの2つのレンダリングエンジンを内蔵しており、これによって高い互換性と相互運用性をご提供します。
- Microsoft Edgeは、Tridentを基盤とするInternet Explorerモードを使用して、IE 11相当のレンダリングを高い互換性で行います。
- Microsoft Edgeは、Chromium を使用して、最新のサイトやアプリをレンダリングします。
Internet ExplorerからMicrosoft Edgeへの移行は、より機敏なセキュリティの更新プログラムの提供に加え、業務でお使いいただいているIEベースのWebシステムとモダンなインターネット上のWebサイトの両方に1つのブラウザからアクセスできるので、Webを利用するユーザーの使い勝手が向上することへとつながります。
範囲内 (サポート終了対象)
- 半期チャネル経由で提供される Internet Explorer 11 デスクトップ アプリ
- Windows 10 デスクトップアプリケーション (20H2以降)
- Windows 10 IoT (20H2 以降)
範囲外 (影響を受けない)
- Microsoft EdgeのInternet Explorerモード機能
- Internet Explorerプラットフォーム (MSHTML/Trident)
- 以下のオペレーティング システム上の Internet Explorer 11 デスクトップ アプリ:
- Windows 8.1
- Windows 7 ESU
- Windows Server SAC (すべてのバージョン)
- Windows 10 IoT LTSC (すべてのバージョン)
- Windows Server LTSC (すべてのバージョン)
- Windows 10 クライアント LTSC (すべてのバージョン)
本発表につきましては、Windows Blog for Japanにおいて公開されています。
https://aka.ms/JapaneseIEBlog