[Q]
Azure Storage アカウントの TLS 1.0/1.1 が、2026 年 2 月 3 日に廃止されるとの通知が届きました。
TLS 1.2 が強制されるとのことで、Azure Storage アカウントにアクセスするクライアントが対応していないと、接続できなくなるとありますが、どのクライアントが該当するか調べる方法はありますか?
Azure Blob Storage の TLS 1.2 に移行する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/transport-layer-security-configure-migrate-to-tls2
2026 年 2 月 3 日、Azure Blob Storage では、トランスポート層セキュリティ (TLS) のバージョン 1.0 と 1.1 のサポートが停止されます。 TLS 1.2 が新しい最小 TLS バージョンになります。 この変更は、すべてのクラウドで、TLS 1.0 と 1.1 を使用するすべての既存および新しい BLOB ストレージ アカウントに影響します。 TLS 1.2 を既に使用しているストレージ アカウントは、この変更の影響を受けません。
ストレージ アカウントに接続するアプリケーションの中断を回避するには、アカウントで TLS 1.2 を使用したデータ送受信をクライアントに要求し、TLSバージョン 1.0 と 1.1 に対する依存関係を削除する必要があります。
[A]
シンプルな方法として、Azure Storage アカウント の 「TLS の最小バージョン」 を 「バージョン 1.2」 に設定して、クライアントからのアクセスで問題が生じるかどうかで確認するやり方があります。
※ この方法は、もし、TLS 1.2 に対応していないクライアントがあった場合、実際に問題が生じてしまいます。それを避けたい場合は次の方法をご検討ください。
「TLS の最小バージョン」 を 「バージョン 1.2」 に設定しないで確認する方法としては、ストレージアカウントの 診断設定 でアクセスログを Log Analytics に送信するように設定しておき、アクセスログから、クライアントが使用している TLS バージョンを確認する方法があります。
<手順>
1.ログを受信する Log Analytics を用意します
2.対象の Azure Storage アカウントの 診断設定 でログを Log Analytics に送信するように設定します
3.クライアントから、対象の Azure Storage アカウントへ、読み書きを生じさせるアクセスを行います
4.Log Analytics へのログのインジェスト時間 (通常は数分以内) 待ってからクエリを実行します
Log Analytics クエリの例(バージョン 1.2 でも 1.3 でもないアクセスの情報を表示)
StorageBlobLogs
| where TlsVersion != 'TLS 1.2' and TlsVersion != 'TLS 1.3'
| project TimeGenerated, AccountName, Uri, CallerIpAddress, Category, TlsVersion
クエリ実行結果の例
詳細については、下記 MS 公開情報をご参照ください。
※ TLS バージョン毎のカウント値を表示するクエリの例も記載されています。
[参考情報]
ストレージ アカウントへの要求に必要な最小バージョンのトランスポート層セキュリティ (TLS) を適用する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/transport-layer-security-configure-minimum-version?tabs=portal
① Log Analytics で Azure Storage アカウントに対する要求について、ログの記録を開始する
クライアント アプリケーションによって使用される TLS のバージョンを検出する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/transport-layer-security-configure-minimum-version?tabs=portal#detect-the-tls-version-used-by-client-applications
② ①で収集したログに対して実施する
TLS バージョンでログに記録された要求に対してクエリを実行する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/transport-layer-security-configure-minimum-version?tabs=portal#query-logged-requests-by-tls-version
(英語) Azure Storage - TLS 1.0 and 1.1 retirement
https://techcommunity.microsoft.com/blog/azurepaasblog/azure-storage---tls-1-0-and-1-1-retirement/4281140
Overview
On February 3th, 2026, Azure Blob Storage will stop supporting versions 1.0 and 1.1 of Transport Layer Security (TLS). TLS 1.2 will become the new minimum TLS version. This change impacts all existing and new blob storage accounts, using TLS 1.0 and 1.1 in all clouds. Storage accounts already using TLS 1.2 aren't impacted by this change.
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[更新日]
Update:202601