目次
リリースノート
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このリリースについて
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ファームウェアダウンロードサイトについて
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旧ファームウェアをご利用いただいているお客様への注意事項
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アップグレード内容
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新機能と拡張機能
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前回のリリース以降のバグ修正
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既知問題と制限
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リリースノート
1.このリリースについて
Cassia IoT Access Controller(AC)およびCassiaのBluetoothルーター(ルータ)に適用されるソフトウェアとファームウェア v2.1.1 GAリリースです。 このドキュメントでは、アップグレード手順、メモ、修正されたバグ、および既知の問題に関する詳細情報を提供します。
以下は、このリリースのソフトウェアとファームウェアのバージョンのリストです。
ACソフトウェア:Cassia-AC-2.1.1.2204181329.zip.gpg
X2000ファームウェア:X2000_2.1.1.2205171754.gz.gpg
X1000ファームウェア:XC1000_2.1.1.2202171742.gz.gpg
E1000ファームウェア:E1000_2.1.1.2205262247.gz.gpg
S2000ファームウェア:S2000_2.1.1.2202171742.tar.gz.gpg
2.ファームウェアダウンロードサイトについて
ファームウェアはファイル交換サイトにアップロードされておりますので、必要なお客様はダウンロードください。(ログイン/パスワードをお忘れの場合は弊社担当営業かサポートサイトよりお問い合わせください)
3.旧ファームウェアをご利用いただいているお客様への注意事項
Access Controller v2.1.0より前のソフトウェアをご利用いただきアプリケーションなどを開発されいるるお客様は、今回のソフトウェアをご利用いただくにあたりいくつかご注意いただく内容がございます。以下リンクに注意点を記載しておりますのでご確認頂けますと幸いです。
Access Controller (AC) Firmware2.1をご利用いただくにあたっての注意点
4.アップグレード内容
(ACのソフトウェアとルーターのファームウェアをアップグレードする前に、このセクションを注意深くお読みください)
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ルーターを2.1.1ファームウェアにアップグレードするには、ユーザーはACソフトウェアの2.1.1バージョンを使用してください。2.1.1 ACとゲートウェイは「unique port」機能を使用するため、アップグレードする前に、ACとゲートウェイの両方のファイアウォールでTCPポート8883が開いていることを確認してください。
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ACソフトウェアの2.1.1バージョンは、以前のルータファームウェアバージョン2.0.1、2.0.3、2.0.2、1.4.3と下位互換性があります。古いバージョンのACは、最新の2.1.1ゲートウェイでは正しく機能しません。
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ルータのローカルコンソールでルータファームウェアをアップグレードする場合は、ローカルインストールファイル* .gzを使用して、[Verify File Encryption]オプションをオフにしてください。
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ACソフトウェアをアップグレードするときは、ホストサーバーに最低2GBの空きストレージがあることを確認してください。
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バージョン2.0.3以降、新しくインストールされたACイメージはMQTTのみをサポートします。 CAPWAPはデフォルトで無効になります。 ACゲートウェイプロトコルとしてCAPWAPのみをサポートするv1.4.xゲートウェイをv2.0.3ACインスタンスに接続する必要がある場合は、AC設定でCAPWAPプロトコルを有効にしてください。
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以前のリリースからのACソフトウェアのアップグレードでは、CAPWAPとMQTTの両方がデフォルトで有効になります。 TCPベースのMQTTはUDPベースのCAPWAPプロトコルよりもインターネット上で信頼性が高いため、Cassia RESTful APIを使用してACからデバイスデータを収集する場合は、AC設定でCAPWAPを無効にすることを強くお勧めします。
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v2.0.3以降、CORSはデフォルトで無効になっています。クライアント側のスクリプト(JavaScriptなど)は、セキュリティ上の理由から、AC設定またはルーター設定タブの「アクセス制御許可オリジン」が設定されていない限りACまたはルーターのWebページにアクセスできません。たとえば、http://www.bluetooth.tech/debugger/でBluetoothデバッガーを使用している場合は、AC設定とルーター構成の[Access Control Allow Origin]を*または要求ページの正確なURL http:/ /www.bluetooth.techに設定してください。
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v2.1.0以降、ACを介したスキャンAPIの戻りメッセージで、パラメーター名’event type’は「evt_type」から「evtType」に変更されました。これは、「evtType」を使用していたローカルAPIとの一貫性を保つためです
例)
{"bdaddrs":[{"bdaddr":"E1:D2:F8:F9:82:E0","bdaddrType":"random"}],"adData":"02010
000000000000000000000","name":"(unknown)","rssi":-29,"evtType":0}
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コンテナ2.0.1(Ubuntu20.04LTS)は、ゲートウェイファームウェア2.1.1以降のバージョンにのみインストールできます。以前のコンテナバージョン(1.1.1、1.2.0 : Ubuntu16.04.3LTS)は、ゲートウェイファームウェア2.1.1以降のバージョンに引き続きインストールできます。
- ゲートウェイローカルコンソールのWebログインパスワードは、2022年5月1日以降のファームウェアバージョンから暗号化されています。ログインAPI(http:// {gateway_ip} / cassia / login)は、Cookieを取得するために新しい暗号化されたパスワードを使用する必要があります。 ACを介したAPI、およびコンテナからのAPIの呼び出しには影響はありません。
- gz形式のファームウェアバージョンは、S2000を除くすべてのゲートウェイタイプについて、2022年5月1日から配信されません。今後はgpg形式のみが配信されます。
5.新機能と拡張機能
説明 |
Affected Software |
AC Management Port の統合 - v2.1.1 ゲートウェイではTCP port 8883のみが使用されます。CAPWAPもサポートされます |
AC/All Gateways |
AC Event Log - 各オペレーションにユーザ名を追加しました |
AC |
AC Statistics - 直近1日のサンプリング粒度は5分で、直近3か月の粒度は1日 |
AC |
AC device history - Historical device Connectionログ保持期間を7日間に延長 |
AC |
Multiple AC Server Viewer |
AC |
ゲートウェイは初期セットアップ時にACに接続すると自動的に構成されます |
AC |
ローカルWebコンソール画面からGateway名を編集可能 |
AC/All Gateways |
AC UI - Gatewayを3つのグループまでアサインが可能 |
AC |
BLE Debug Tool v2 リリース |
AC |
Container - sudoをバージョン 1.9.5p2-1にアップグレード |
X2000/X1000/E1000 |
Container - delete_app.sh script ユーザ定義ファイルをサポート |
X2000/X1000/E1000 |
Scan filter - オプションでscan 結果にTimestampの追加が可能 |
AC/All Gateways |
Scan filter - オプションでConnectableなデバイスのみ表示が可能 |
AC/All Gateways |
Scan filter - offsetなしでvalueフィルタが利用可能 |
AC/All Gateways |
Huawei モデム 8372h-320/820 (EU)のサポート |
All Gateways |
jQueryをバージョン 1.2.0 から 3.5.1 にアップグレード |
All Gateways |
Dropbearをバージョン 2016.74 から 2017.75 にアップグレード |
All Gateways |
ローカルWebコンソールログイン5回失敗でサスペンドモードに移行し、15分後に復帰 |
AC/All Gateways |
ローカルWebコンソールのパスワード有効期限を設定可能 |
AC/All Gateways |
BLE– data length extension (DLE)をサポート |
E1000/S2000 |
セルラーの機能拡張 – 自動回復オプションがオンで、ゲートウェイがAC管理モードの場合、セルラー接続を1時間以内に回復できないとゲートウェイが再起動します。 |
All Gateways |
フィルタの機能拡張 – ACコンバインSSEでスキャンフィルタをサポート(名前、MAC、値、重複フィルタ) |
AC |
X2000_2.1.1.2110291527.gz.gpgでの追加アップデート
BLE - data length extension (DLE)をサポート |
X2000 |
4G モデム Soracom Onyx Dongle SC-QGLC4-C1をサポート |
X2000 |
Cassia-AC-2.1.1.2201201553.zip.gpg X2000_2.1.1.2201261707.gz.gpg S2000_2.1.1.2201281240.tar.gz.gpgでの追加アップデート
ローカルWebコンソールログインパスワードをACから初期化可能 |
AC/X2000/S2000 |
Scan filter - ibeacon/eddystoneのFilterとParseをサポート |
X2000 |
X2000_2.1.1.2202171745.gz.gpg XC1000_2.1.1.2202171742.gz.gpg S2000_2.1.1.2202171742.tar.gz.gpgでの追加アップデート
cellular ドングル AK-020 をサポート |
S2000 |
Verizon private network用 MultiTech ドングル MTCM-LNA3-B03をサポート |
All Gateways |
Cassia-AC-2.1.1.2204181329.zip.gpgでの追加アップデート
AC email notification機能をユーザ email サーバでサポート |
AC |
Cassia restful APIで外部/内部bluetooth antennaの切り替えをサポート |
AC/X2000 |
タイムゾーンの設定は、夏時間をサポートするために、ゾーンベースから場所(国または主要都市)ベースの選択に変更 |
AC |
展開ツールで、デバイス名フィルターとワイルドカード付きのMacフィルターをサポート |
AC |
E1000_2.1.1.2111161336.tar.gz.gpgでの追加アップデート
4G モデム Soracom Onyx Dongle SC-QGLC4-C1をサポート |
E1000 |
E1000_2.1.1.2205262247.gz.gpg X2000_2.1.1.2205171754.gz.gpgでの追加アップデート
ローカルWebコンソールのデバッグツールでネットワーク診断ツールをサポート |
E1000 |
展開ツールで、デバイス名フィルターとワイルドカード付きのMacフィルターをサポート |
E1000/X2000 |
タイムゾーンの設定は、夏時間をサポートするために、ゾーンベースから場所(国または主要都市)ベースの選択に変更 |
E1000/X2000 |
Cassia restful APIで両方のチップでのスキャンをサポートし、「chip=all」で結果をマージ |
E1000/X2000 |
Scan filter - ibeacon/eddystoneのFilterとParseをサポート |
E1000/X2000 |
Scan filter - 複数の値と名前のフィルターをサポート |
E1000/X2000 |
6.前回のリリース以降のバグ修正
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Gateway group nameでアンダースコアを使用できるよう修正
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MQTT 接続とAPI リクエストにより発生する大量なACコンソールのGateway online/offlineイベントを削減するように最適化
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Wi-Fi 接続の安定化を向上させるようWi-Fi 接続性を最適化
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AC サーバーのCPU 負荷計算結果の精度を向上
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S2000 webセッションがログイン直後に切れる問題を修正
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Wi-Fi LED がWi-FiをDisableにしても消えない問題を修正
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GatewayのOnlineステータスが変更してもe-mail通知がされない問題を修正
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X2000のコンテナでBLEツールbluepyをサポートする問題を修正
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v2.1.0 X2000でBLE接続が散発的に失われる問題を修正
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セルラーの「auto recovery」機能のログサイズ制御の問題を修正
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コンテナアプリの/nohup.outログを削除
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X1000ファームウェアの散発的なアップグレード失敗の問題を修正
Cassia-AC-2.1.1.211105170, X2000_2.1.1.2111091130, E1000_2.1.1.2111161336での追加アップデート
•「-」が付いたメールアドレスがACで許可されない問題を修正
•AC通知がOFFのときにオンライン/オフライングループのアラームメールが送信される問題を修正
•2.1.1にアップグレードした後、ACゲートウェイリストページに「{テンプレートエラー}」が表示される問題を修正
•>50Kの接続履歴レコードを処理するためにAC CPU負荷が増加する問題を修正し、接続履歴のサイズ制限を7日または100Kレコードに変更
•BLE5拡張アドバタイズパケットのX2000スキャン出力が不完全な問題を修正
•ローカルコンソールページの*および文字/でCROS設定が失敗する問題を修正
•E1000の再起動ループでBLEチップがスタックしスキャンが停止する問題を修正
Cassia-AC-2.1.1.2201201553.zip.gpg X2000_2.1.1.2201261707.gz.gpg S2000_2.1.1.2201281240.tar.gz.gpgでの追加アップデート
•電子メールサーバーの構成変更でACシステム通知の電子メールが送信できない問題を修正
•BLE接続がチップ上に存在した後、X2000がどのデバイスからもスキャン応答を取得できない問題の修正
•コンテナ内のDNSサーバー構成が失われる問題の修正
•散発的にダウンするWi-Fiインターフェイスの問題を修正し
•Verizonプライベートネットワークの特別なMTUサイズによるACゲートウェイ接続の問題を修正
•セルラーバックホールでゲートウェイがACゲートウェイ通信プロトコルをMQTTからCAPWAPに切り替える問題を修正
Cassia-AC-2.1.1.2202171356.zip.gpg X2000_2.1.1.2202171745.gz.gpg XC1000_2.1.1.2202171742.gz.gpg S2000_2.1.1.2202171742.tar.gz.gpgでの追加アップデート
•「エクスポートゲートウェイデバッグログ」のAC UIの問題を修正
•デフォルト設定の特別なMTUサイズによるゲートウェイセルラー接続の問題を修正
AC-2.1.1.2204181329.zip.gpgでの追加アップデート
•ACデバイスページの接続履歴のタイムスタンプの問題を修正
E1000_2.1.1.2205262247.gz.gpg pg X2000_2.1.1.2205171754.gz.gpgでの追加アップデート
•コンテナ内のlookup DNSサーバーに失敗する問題を修正
•ドングル構成でピアDNSを設定できない問題を修正
•過剰なシステムジャーナルログとUbuntuログが原因でコンテナ2.0.1のストレージがいっぱいになる問題を修正
•Wi-Fiホットスポットが散発的に消える問題を修正
•E1000でWi-Fiインターフェイスが散発的にダウンする問題を修正
•ゲートウェイのローカルWebページで、タブを変更してもイベントログのツールチップが閉じられないという問題を修正
•解決可能なアドレスを使用するときにBluetooth接続デバイスエラーが発生する問題を修正
•Bluetoothチップの連続再起動とスキャン機能が散発的に停止する問題を修正
7.既知問題と制限
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ACとルータがインターネット経由で接続されており、AC経由のCassia RESTful APIでデバイスデータを収集する場合は、AC設定でUDPベースのCAPWAPプロトコルをDisableにしてください(CAPWAPポートをDisableに設定)。これにより、すべてのルーターがTCPベースのMQTTのみを介してACと通信します。そうしないと、CAPWAP構成のデバイスデータのパケット損失または誤ったメッセージシーケンスが発生する可能性があります。多くの場合、API呼び出しは、インターネットの接続品質に応じて、HTTP502または504エラーを返す場合があります。
- 1つのルータのSSE接続の最大数は32です。この制限を超えると、CassiaのローカルRESTful APIは「502 Bad Gateway」を返します。現在、SSE接続には、「/ gap / nodes?event = 1」、「/ gatt / nodes?event = 1」、「/ management / nodes / connection-state」、「/ gap / rssi」の4種類があります。 タイプごとに1つの安定したSSE接続のみを維持し、HTTP接続を閉じることによって未使用のSSE接続を閉じることをお勧めします。結合されたSSE接続を頻繁に開閉することはお勧めしません。
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ACルーターリストWebページのコンテナステータスは、「Statistics Report Interval」ごとに更新されます。間隔が30秒より長く設定されている場合(たとえば5分)ACルータリストは適時に更新されません。
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S2000ルータの場合、アドバタイズパケットの受信数が1秒あたり200を超える場合は、「スキャンフィルター」または「ピュアスキャンフィルター」を使用してCPU負荷を軽減することをお勧めします。
- GATT APIの検出操作に対する迅速な応答を取得するために、ルーターはデフォルトで、以前の接続中に検出されたキャッシュされたGATTデータベースを使用します。ユーザーがBLEデバイスからリアルタイムのGATTサービスと特性を読み取る必要がある場合は、接続APIパラメーターdiscovergatt = 0を指定する必要があります。
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AC設定で、「Room-Based BT Positioning」または「Router Auto-Selection」を有効にすると、追加のCPUリソースが消費されます。これらの機能は、必要な場合にのみ有効にすることをお勧めします。
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LEDの強化–CassiaのBluetoothスタックをサポートするためにスキャンおよび接続用の2つの追加のBT LEDステータスインジケーターが追加されました。 BlueZを使用している場合、BT LEDは新しいステータス動作を表示しません。
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プロビジョニング中にWi-Fiの「verify and save」機能を有効にし、Wi-Fiクライアントが静的IPに設定されている場合、ルーターが現在の設定でWi-Fi APに接続しないと、Wi-Fiホットスポットモードに戻ります。この場合、ホットスポットIPアドレスはデフォルトIP(192.168.40.1)から新しい静的IPアドレスに変更されます。
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Wi-Fiホットスポットモードでは、タブを切り替えると[verify and save]ボタンが消えます。ウェブページを更新すると、ボタンが再び表示されます。
[更新日]
Update : 202206