[関連する製品]
Trellix Application Control(AC)・Trellix Integrity Control(IC)・Trellix Embedded Control(EC)
[環境]※TEDで確認した環境になります
[製品バージョン] EC 8.3.0-8.3.3
[OS] Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2019, Windows Server 2019
[Q]
EC 8.3.0がインストールされている環境下で、4月のWindows Update(KB5036896)を適用した後、システム起動時にOSが正常に起動されない。原因と対策について教えてください。
[A]
発生原因:
Windows Update(KB5036896)適用後、OS起動時にECの処理が介在することで、OSのサービス起動が遅延し、OSのサービスのタイムアウトが複数発生しているのが原因と考えます。
※OSのシステムログにEvent ID: 007009が複数記憶されています。
対策:
対策としては、以下のいずれかになります。
1. ECのメモリ保護機能を無効にします。(OS起動時のECの処理内容を改善)
2. ECを最新バージョンに変更します。(最新バージョンは、起動時間を改善するための修正が
入っています)※弊社が確認した環境では、EC 8.3.6以降は、本問題は発生していません。
3. OS側の設定「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control」に「ServicesPipeTimeout」をDWORD値で追加します。
(例)システムにもよりますが、TEDで確認した環境では、180000を上記に設定することで起動できる
ことを確認しています。
[Trellix KB情報]
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更新日:2024/9/5