[Q]
Azureの仮想マシンでは、インプレースアップグレードを実施した後にリモートアクセスができなくなりました。回避策を教えてください。
[A]
Windows ベースの Azure VM では、インプレース システム アップグレードの実行はサポートされていないため、VM上でインプレースアップグレードを実行した場合、アップグレードが失敗するかブロックされ、リモートアクセスができなります。
回避策
この問題を回避するには、サポートされているバージョンのオペレーティング システムを実行している Azure VM を作成し、ワークロードを移行する (方法 1、推奨) か、VM の VHD をダウンロードしてアップグレードします (方法 2)。
方法 1: 新しいシステムを展開してワークロードを移行する
マイクロソフトは、Azure VM のオペレーティング システムのアップグレードをサポートしていません。 代わりに、必要なオペレーティング システムのサポートされているバージョンを実行している Azure VM を作成してから、ワークロードを移行できます。
Windows サーバーの役割と機能の移行手順については、次の TechNet トピックを参照してください。
Windows Server 移行ツールのインストール、使用、および削除
方法 2: VHD のダウンロードとアップグレード
手順 1: VM の VHD をダウンロードする
1)Azure Portal で、ストレージ アカウントを開きます。
2)VHD ファイルが含まれているストレージ アカウントをクリックします。
3)VHD ファイルのコンテナーを選択します。
4)VHD ファイルをクリックし、[ダウンロード] ボタンをクリックします。Azure の VM の VHD ファイルをダウンロードします。
手順 2: インプレース アップグレードを実行する
1)VHD をローカルの Hyper-V VM にアタッチします。
2)VM を起動します。
3)インプレース アップグレードを実行します。
手順 3: VHD を Azure にアップロードする
次の記事の手順に従って、VHD を Azure にアップロードし、VM を展開します。
オンプレミス VM から Azure に Windows VHD をアップロードする