[Q]
仮想マシンの停止中は、サイトにメンテナンス中と表示させたいのですが、Traffice Manager を使用することで可能ですか?
[A]
仮想マシンと Traffice Manager の他に、メンテナンス中と表示する Sorry ページを Web サーバーや Web Apps 等で用意することで可能となります。
Traffic Manager は DNS レベルでリクエストを分散させるサービスで、URL にあるドメイン名をパブリック IP アドレスに名前解決する際の振り分け先を分散させる方法を利用いたします。複数ある分散させる方法のうち、優先度ルーティングという方法が使用します。
優先度ルーティングは、Traffic Manager の分散先として設定する複数の仮想マシンなどのうち、どちらか一方の優先度が高いように設定されているエンドポイント (IP アドレス) だけを返答します。優先度が高いエンドポイント先の 仮想マシンが、Traffic Manager からの死活監視メッセージに応答できなくなったことを契機に、次に優先度が高いエンドポイントを返答します。ここで Sorry ページを表示させる Web サーバーや Web Apps などを指定しておくことで可能となります。
なお、メンテナンス中と表示させる Sorry ページは、カスタムエラーページとして、お客様にてご用意いただく必要があります。
[参考情報]
優先順位トラフィック ルーティング方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/traffic-manager/traffic-manager-routing-methods#priority-traffic-routing-method
[更新日]
Update:201912