Public、Private、Hybridの Cloudモデルの違いを説明
Public Cloud を説明
パブリッククラウドとは、広く一般のユーザーや企業向けにクラウドコンピューティング環境をインターネット経由で提供するサービスのこと。
利用ユーザーは、従来のようにサーバーや通信回線などを調達・所有する必要がなくなり、クラウド事業者が提供する仮想化されたサーバーやネットワークなどのクラウドリソースを「必要なときに、必要な分だけ」利用することができます。また、オンデマンド型のクラウドサービスの場合、スケールアウトやスケールインを自由自在にリアルタイムで変更できる利点があり、急なアクセス増や会員数の増減にあわせて最適なITリソースを確保することが可能です。
Private Cloud を説明
「プライベートクラウド」とは、企業・組織が自社内でクラウド環境を構築し、社内の各部署やグループ会社に提供するクラウド形態をいいます。従来の社内システムのように企業内でシステムを設計・管理できるため、柔軟なサービス設計が可能です。セキュリティ面では、独自のセキュリティポリシーを適用でき強固なセキュリティのもと柔軟に運用できる利点があります。
最近の傾向としては、プライベートクラウドはさらに二分化しており、自社でインフラの構築・運用を行う「オンプレミス型(所有型)」と、資産を持たずにクラウド事業者からサービス提供を受ける「ホステッド型(利用型)」があります。
Hybrid Cloud を説明
ハイブリッドクラウドとはパブリッククラウドとプライベートクラウドなど異なるサービスのメリットをうまく組み合わせて利用する方法です。
3つの違う Cloudモデルを比較、対照する
Public Cloud | Private Cloud | Hybrid Cloud | |
導入スピード | ◎ | △ | △ |
導入コスト | ◎ | △ | △ |
運用リソース | ◎ | △ | 〇 |
セキュリティ | 〇 | △ | 〇 |
BCP | 〇 | △ | 〇 |