[Q]
アプリで Blob ストレージにアクセスしていますが、そのアクセスで時間がかかっているようです。Blob ストレージのパフォーマンスを調べる方法はありますでしょうか?
[A]
Blob ストレージにおいて容量の多い処理を行った場合に、待ち時間が発生することがあります。
待ち時間に影響する主な要因は、操作のサイズです。操作のサイズが大きくなると、ネットワーク経由で転送され Azure Storage で処理されるデータの量により、完了までの時間が長くなります。
また、コンカレンシーやスレッドなど、クライアントの構成の要因も待ち時間に影響します。そのため、 CPU やメモリ、ローカル ストレージ、ネットワーク インターフェイスなど、クライアントのリソースも待ち時間に影響します。
Blob ストレージにおける待ち時間についての詳細は下記参考情報をご参照ください。
また、メトリックを使用して Azure ポータルで確認する方法や BLOB ストレージのパフォーマンスとスケーラビリティを最適化するための主要なプラクティスについても記載しております。
[参考情報]
Blob Storage での待ち時間 | 待ち時間に影響する要因
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/blobs/storage-blobs-latency#factors-influencing-latency
<抜粋>
待ち時間に影響する主な要因は、操作のサイズです。 操作のサイズが大きくなると、ネットワーク経由で転送され Azure Storage で処理されるデータの量により、完了までの時間が長くなります。
(説明・図等、省略)
Blob Storage での待ち時間 | ブロック BLOB の待ち時間のメトリック
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/blobs/storage-blobs-latency#latency-metrics-for-block-blobs
<抜粋>
Azure Storage には、ブロック BLOB の待ち時間に関して 2 つのメトリックが用意されています。 それらのメトリックは Azure portal で確認できます。
・エンド ツー エンド (E2E) の待ち時間 (Success E2E Latency): Azure Storage が 1 つ目の要求パケットを受け取ってから、最後の応答パケットについてクライアントの受信確認を受け取るまでの間隔を測定します。
・サーバーの待ち時間 (Success Server Latency): Azure Storage が最後の要求パケットを受け取ってから、1 つ目の応答パケットを返すまでの間隔を測定します。
BLOB ストレージのパフォーマンスとスケーラビリティのチェックリスト
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/blobs/storage-performance-checklist
[更新日]
Update:202303