Access Controller v2.1.0より前のソフトウェアをご利用いただきアプリケーションなどを開発されているお客様は今回のソフトウェアをご利用いただくにあたりいくつかご注意いただく内容がございます。
以下に注意点を記載しておりますのでご確認頂けますと幸いです。
注意点 : 1
RESTful APIの応答内容に以下のヘッダーが追加されており、圧縮応答を行うように変更されております。
Vary: Accept-Encoding
これにより、sseclientモジュールによっては圧縮された応答内容を解凍できない為、
アプリケーション側で受信メッセージが空となる事象が確認されております。
本件はスキャン、およびイベント受信のRESTful APIリクエスト時にサポートしている
Encordingがないことを明示的にヘッダーへ追加することで回避できますが、
v2.1.0より前の環境で動作してるアプリケーションがv2.1.0にアップデートすることで
不具合が起きる可能性がございます。
注意点 : 2
Firmware2.0.3以前とAC2.1.0ではAC経由のスキャンにおいて通知されるevent typeのJSONフォーマットが以下のように変わっています。
FW2.0.3以前 : evt_type
FW2.1.0 : evtType
event typeパラメータをアプリケーションで使用している場合はご注意ください。
大変恐れ入りますが、アップデートされる際には事前の検証を実施いただけますと幸いです。
注意点 : 3
2022年5月以降のFirmwareではゲートウェイのローカルWebコンソールへのログインパスワードが暗号化されています。それに伴い、ローカルAPIでマネージメントAPI(例えば/cassia/infoなど)を利用されているお客様はパスワードをAESとKeyによる暗号化されたものを使用する必要があります。
以下の利用ケースでは今回の修正による影響はありません
●コンテナアプリが使用するAPI(ゲートウェイにログインが必要ないため影響はありません)
●BLE関連のAPI(スキャン、接続、ペアなど)
●AC経由のAPI
以下の手順を参考にPOSTリクエストを送信ください。
1.リクエストヘッダの中身の確認
Content-Type: application/x-www-form-urlencoded
2.フォームデータにゲートウェイへのログインユーザ名とパスワードが含まれていることを確認
例)
username=admin&password=admin2
3.ログインAPIにPOSTリクエストを送信
http://{gateway ip}/cassia/login
4.POSTリクエストに200 OK応答が来れば/cassia/* APIをログインページのHTMLレスポンス無しに
使用することができます。
[更新日]
2022年6月