[Q]
VMが1台のみの場合に可用性ゾーンを設定するメリットはありますでしょうか?
背景として、社内で可用性ゾーンを利用した冗長化を検討しており、複数ではなく、1台で構成した場合に何か効果があるのか確認したい状況です。
[A]
冗長化を図るための、可用性ゾーンの構成方法という観点より回答させていただきます。
まず、可用性ゾーンに対して、1 台の仮想マシンを配置しただけの状態で何らかの効果があるという情報は確認できませんでした。
また、可用性ゾーンの仕組みについては公開情報にも記載の通りで 1 ゾーンのみに仮想マシンを配置した状態で、該当のゾーンに障害が発生した場合、別ゾーンで仮想マシンが展開される動作はないため、冗長化を図るという点でのメリットはないものかと存じます。
[補足情報]
仮想マシンを可用性ゾーンに設定することができるタイミングは、仮想マシンのデプロイ時のみとなりますので、
もし、2 台以上の仮想マシンにて可用性ゾーンの冗長化オプションを検討されている際は、
事前に各仮想マシン作成時に、可用性ゾーンを設定をしておく必要がございますことをお伝えいたします。
[参考情報]
Title : Azure Virtual Machines の可用性オプション - 可用性ゾーン
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/availability#availability-zones
== 抜粋 ==
可用性ゾーンはそれぞれ異なる電源、ネットワーク、および冷却装置を持ちます。 複数のゾーンにレプリケートされた VM を使用するソリューションを設計することで、1 つのデータセンターで障害が発生してもアプリケーションとデータを保護することができます。 1 つのゾーンが侵害された場合、レプリケートされたアプリとデータが別のゾーンですぐに利用可能になります。
== 抜粋 ここまで ==
[更新日]
Update:202209